ある島に、一人の漁師が住んでいた。

漁師は毎日、島の人たちが買いに来る分だけ魚を捕り、
それを売ったお金で必要な物を買って生活していた。
そこに、海の向こうから投資家がやってきて、こう言った。

「もっと魚を捕るのだ」
漁師は不思議そうに答えた。
「そんなに捕ってどうすんです?捕ったって、食べきれませんぜ。」
「この島だけでなく、他の島にも売りに行くのだ。」
「それで、どうするんです?他の島には、他の漁師がいますぜ。」
「そいつらよりも安く売って、カネを稼ぐのだ。」
「カネを稼いでどうするんです?」
「そのカネで大きな船を買って、もっとたくさん魚を捕るのだ。」
「そんなに捕ってどうするんです?」
「もっと遠くまで売りに行き、もっとたくさんカネを稼ぐのだ。」
「そんなにカネを稼いでどうするんです?」
「南の島に家を買って、のんびり暮らすんだ。」
「だんな、自分はもうそれをしてますぜ。」
「・・・。」
真木 隼人さんのブログより
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